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11/15(金)西小ミステリーツアー12(名古屋城完結編)

 本シリーズ1と10で紹介した名古屋城の話も、今回で完結することになりました。なんと、全ての謎が解けたのです。情報提供者は、西小学校6年1組村瀬廉さんのお母様です。やはり、西小学校と長久手市役所にある名古屋城の制作者は同一人物でした。村瀬廉さんの曽祖父(ひいおじいちゃん)が、趣味で作って寄贈していたのです。その事実は、昭和53年3月号の長久手の広報P4~5の「がんばる」というコーナーで、『コンクリートでお城作り 村瀬止朗さん』というタイトルで載っています。それを見ると、市役所の名古屋城は昭和49年10月に寄贈されていることが分かります。西小名古屋城については、昭和53年度に第3回卒業生の保護者が寄贈したのではないかという情報が入っていました。しかし実際には、昭和54年度、廉さんの父親が西小学校に入学したとき、記念として止朗さんが名古屋城を寄贈したそうです。止朗さんは名古屋城を三つ制作したとのことなので、今はなき仕出し屋(川之武)の物も止朗さん作と思われます。廉さんが西小学校に入学したとき、曽祖父(村瀬止朗さん)が作った名古屋城と一緒に写真を撮りました(写真)。村瀬家の人たちは、エアコン設置工事の関係で隣に変電設備が設置されるとき、名古屋城が壊されてしまうのではないかと心配していたそうです。しかし、名古屋城は壊されずに周囲の草木が取り払われて、西っ子たちの目に触れやすくなりました。今回、西小名古屋城と市役所の名古屋城の謎が解け、城に対する愛着が一段と湧いてきました。これからも、みんなでこの二つの名古屋城を大切に守っていきたいものです。